似ているようで違う気がする…と思いこのページを見つけてくれたそこのあなた!こんにちは!まるっと空気を掴むMCの丸山久美子です。私はMCです。アナウンサーではないです。まさに今あなたが疑問に思った答えをお伝えしようと思い筆をとりました。…あ、違う!パソコンに向かいました(笑)。
「アナウンサー」と「MC」は何が違うのか?
解説していきますね!
この記事の目次
アナウンサー・MCの違いはこの3項目にある
以下の3項目が違いを理解するためのポイントです。
- 意味
- 目的
- 必要な能力
「アナウンサー」「MC」それぞれの内容を見比べてみましょう。
「アナウンサー」の意味、目的、必要な能力
- 意味:アナウンスを行う人のこと
- 目的:1度のアナウンスで、より多く人へ正確に伝達すること
- 必要な能力:共通語で正確に伝達する能力
アナウンスとは、案内や連絡事項などを伝達することです。
1度のアナウンスで、より多くの人へ正確に伝達することが目的となるため、日本国内でより多くの人が理解できる「共通語」を使用します。また、伝達時の誤解を防ぐために、句読点を正しく使用し、抑揚は入れずに話します。正確で美しい日本語を使用することも求められます。
「MC」の意味、目的、必要な能力
- 意味:式典などで中心となり場を統括する人のこと
- 目的:その場に集った人々を統括し、物事を進めること
- 必要な能力:統括力、表現力、多様な個性を受け入れる能力
MCとは「Master of Ceremony」の略語です。
「Master」には様々な意味がありますが、私は「統括する人」と理解しています。指揮者、舵を握る人、仕切る人などの意味で理解しても良いでしょう。
「Ceremony」には儀式や式典などの意味があります。私はこれらを総じて「場」と表現しています。
その場に集った人々を統括し、物事を進めることが目的となるため、全体を見渡し、把握し、まとめる能力が必要です。また、その人に合わせた態度、言葉遣いなどの表現力も必要です。さらに、自分と異なる個性を持つ人と関わることも多いため、多様化する個性を受け入れることも重要となります。人の数だけ個性がありますからね。
予備情報:「MC」と「司会者」は違うので注意
MCは「場を統括する人」「場を仕切る人」なので、パッと頭に浮かぶイメージは「司会者」ではないでしょうか?私も以前は「MC=司会者」と思っていたのですが実は違います。
司会者は「会を司る者」です。司り方には様々な方法があります。
例えば、結婚式をイメージしてください。
- アナウンサー式:正確で美しい日本語を使用し、1つ1つを丁寧に進める格式ある結婚式にできる
- MC式:新郎新婦の人柄に合わせてフランクな言葉遣いやテンションで進め、アットホームな結婚式にできる
- 上記2つを混ぜ合わせることもできる
このように、司会者にはバリエーションがあるため「MC=司会者ではない」と私は理解しています。
まとめ
混同しがちな「アナウンサー」と「MC」(おまけで「司会者」)には明確な違いがありましたね。それぞれの意味、目的、必要な能力が違うのです。
ちなみに、私は「まるっと空気を掴むMC」として活動しています。アナウンサーではありません。しかし、アナウンサーの技術は不要かというとそうではありません。MCの仕事といえど、アナウンサーの技術が必要な局面も多々あります。きっと、アナウンサーの人達もMCの技術が必要だと感じているはずです。
「アナウンサー」と「MC」は違います。それを理解した上で、自分に必要な技術や能力を身につけていくことが大切だと思っています。
MCの能力、身につけてみませんか?
私は、3,000回以上のイベントでMCの経験を重ね、独学でMC式の話し方を身につけてきました。統括力、表現力、多様な個性を受け入れる能力…これらを身につけたことで、ビジネスシーンの枠を超え日常生活までとても豊かになりました。
あなたもこれらを身につけてみませんか?