皆さんは「スピーチしてください」とか「自己紹介してください」と言われた時どんな風に対応していますか?
・緊張しながらも上手く話そうと頑張ったけど、話がまとまらなかった
・何となく勢いで話せたけど、何を言ったか覚えていない
・上手く話したいのに、話せなくて苦手
という方も多いと思います。
私もまさにそうでした。
でも今は、たとえ緊張したとしても
「丸山さんてスピーチ上手いですね」
と言われるようになりました 。
なぜ、緊張しいな私でも
「スピーチが上手い」
と言われるようになったのか?
それは、使う言葉を変えたからです 。
この記事の目次
司会者として話し方を分析
私はイベントや結婚式で司会の仕事をしています。
たくさんの人のスピーチを見て
スピーチが下手な人がよく使う言葉
スピーチが上手い人がよく使う言葉
があるということを発見しました。
スピーチや自己紹介がヘタな人がよく使う言葉
下手な人ほど
この2つの言葉を何度も使います。
ヘタな人がよく使う言葉①「ので」
「ので」という言葉は
理由と結論をセットで伝える時に使う言葉です。
例えば 「A なので B」
「緊張しいなので人前で話すのが苦手」とかですね 。
聞いている人は「ので」という言葉が聞こえると
「この後に結論を言うんだろうな…」と予測します 。
「ので」のあと聞き手の思う通りにスッと結論が言えれば良いのですが、
ヘタな人はここでもう1つの言葉を出してしまいます 。
ヘタな人がよく使う言葉②「けど」
「けど」という言葉は
異なる意味を伝える時に使う言葉です。
例えば「 A だけど B」。
「焼肉が好きだけどお寿司も好き!」とかですね。
聞いている人は「けど」という言葉が聞こえると
「この後に異なる内容を話すんだろうな…」と予測します。
「けど」のあと聞き手の思う通りにスッと異なる内容を伝えられれば良いのですが、
ヘタな人は、ここから更にダラダラと話を続けてしまいます。
ヘタな人がよくやる自己紹介の例文
私は丸山久美子と言うんですけど
もともと緊張しいな性格なので人前で話すのはとても苦手なんですけど
少しでも上手に話せるようになりたいので話し方を勉強しているんですけど
器用な性格でもないので成長のスピードはゆっくりなんですけど
話せるようになりたいと思ってるので頑張っています。
よろしくお願いします。
↑
この例文を読んで大げさに感じたかもしれませんが
実際こんな風に話している人が多いのです。
(私も気を抜くといまだにこうなります)
ヘタに聞こえる理由
なぜ「ので」と「けど」を何度も使うと
ヘタに聞こえるのでしょうか?
それは、何が言いたいのか伝わらないからです。
「ので」で結論に行くのかなと思いきや
「けど」がきたから異なる内容に行く…かと思いきや!
また「ので」きたから結論…
じゃなくて「けど」で異なる内容で…!
結局なんなの( ゚Д゚)!?
何が言いたいの( ゚Д゚)!?と
聞き手には理解できない内容になり
結果的に「伝え方がヘタな人」という印象になります。
スピーチや自己紹介がウマイ人が使う言葉
せっかく頑張ってスピーチするのですから
ヘタだと思われるよりウマイ!と思われたいですよね。
ウマイ人は次の2つの言葉を使っているので
今日をキッカケに使う言葉を変えていきましょう。
ウマイ人が使う言葉「です」「ます」
「です」も「ます」も
内容を言い切る時に使う言葉です。
先ほど紹介した「ので」や「けど」と相性が良く
組み合わせると内容がきれいにまとまります 。
ウマイい人の自己紹介の例文
私は、丸山久美子といいます。
もともと緊張しいな性格なので人前で話すのは苦手です。
でも、少しでも上手に話せるようになりたいので毎日話し方を勉強しています。
器用な性格ではないので成長のスピードはゆっくりなんですけど頑張ります。
よろしくお願いします。
↑
1文の中で「ので」「けど」は1回ずつまで!
というのを基本ルールとしておさえておきましょう。
(私はこのルールを守るよう意識しています)
ウマく聞こえる理由
「ので」や「けど」と組み合わせて
「です」や「ます」で文を言い切ることで
1つ1つの文が綺麗にまとまりスッキリします。
スッキリしている文は、内容が伝わりやすいのです。
結果的に「この人ウマイなぁ~!」という印象になります。
まとめ
「スピーチや自己紹介がヘタな人とウマイ人の言葉の違い」について紹介しました。
●ヘタな人
「ので」や「けど」を何度も使う。
●ウマイ人
「です」や「ます」も組み合わせている。
今後のスピーチや自己紹介では
「ので・けど」な話で方ではなく
「です・ます」な話し方を意識していきましょう!
動画版もあります
YouTubeでも解説しています。
あわせてご覧ください。