こんにちは!
人だかりを作る展示会講師の丸山久美子です。
展示会は自社の製品やサービスを来場者に知ってもらうための絶好の機会です。
しかし、声をかけても無視されたり、逃げられたりした経験を持つ出展者も多いのではないでしょうか?
その原因の一つが「第一声」で使ってしまう「NGワード」にあります。
本コラムでは、展示会で来場者が逃げる原因となる4大NGワードについて解説し、効果的な声かけのポイントもお伝えします!
この記事の目次
第一声が重要!NGワードの落とし穴
展示会という非日常的な空間では、来場者は「気軽に情報収集をしたい」と考えていることが多く、過度な干渉や押し売り感を嫌います。
特に、一言目=第一声で来場者に「警戒心」を抱かせると無視されやすくなります。
だから、第一声で何を言うのかはものすごく重要なのです!
無視されやすい言葉=NGワード
私はこれまで3,000回以上の展示会で来場者へ声がけをしてきました。その中で、来場者に無視されやすい言葉を見つけました。この言葉たちを「NGワード」と呼んでいます。
NGワードは4つあるので後ほど説明しますね!
つい無意識で使ってしまうNGワード
展示会の現場では、多くの出展者が無意識のうちに4大NGワードを使っています。
その結果、来場者が逃げてしまうだけでなく、出展者自身も「声をかけても無視される」という挫折感を味わい、次の声かけが難しくなるという悪循環に陥りがちです。
無意識で言っている言葉のせいで無視される、しかも自分も傷つく…この悪循環はもうおしまいにしたいですよね!
来場者に無視されやすい!声がけ4大NGワード
1.「こんにちは」
一見シンプルで良い挨拶のように思えますが、展示会では逆効果です。この言葉を聞いた来場者は「挨拶を返したら商品説明が始まるかも」と警戒し、逃げてしまいます。
2.「いらっしゃいませ」
店舗でよく使われる言葉ですが、ほとんど返答がありません。
多くの来場者は返す言葉が見つからず、結果的に無視するか立ち去ってしまいます。
3.「どうぞご覧ください」
来場者が商品や展示に興味を持ち近づいてきた際に「どうぞご覧ください」と声をかけると、その瞬間に「売り込まれる」と感じ、避けられることが多いです。声かけが逆効果になる典型例です。
4.「何かお探しですか」
確信をついた言葉のため第一声でこれを言うのは早すぎます。
来場者は、まだその場を観察したい段階で、いきなり意図を聞かれると「答えたくない」と思い、距離を置かれてしまいます。
来場者を立ちどまらせるための工夫
第一声の見直しが成果に繋がる
第一声に使う言葉を事前に考え、工夫することで、来場者の足をとめることができます。
具体的には、自社の製品やサービスに関連したユニークなフレーズや質問形式のアプローチが効果的です。例えば、食品展示会であれば「新商品の試食はいかがですか?」など、来場者が興味が湧くような言葉を考えてみましょう!
現場でのテストを重ねる
事前に用意した第一声を実際の展示会で試し、その効果を検証しましょう。
例えば、1時間ごとに異なる言葉を試し、どのフレーズが最も来場者を立ちどまらせるのかを分析します。成功率が高いフレーズを見つけたら、それをベースにさらにブラッシュアップすることで、来場者を引きつけやすくなります。
まとめ
展示会で来場者が逃げる理由の一つが、第一声で使う「NGワード」にあります。
特に「こんにちは」「いらっしゃいませ」「どうぞご覧ください」「何かお探しですか」という4つの言葉は警戒心を生む原因になりやすいです。これらを避け、自社の特徴に合った効果的な第一声を準備し、現場でテストしていきましょう!
結果は声かけの工夫次第で大きく変わります。
ぜひ次回の展示会で今回の内容を実践し、来場者を立ちどまらせる声かけを実現してください!