実例 | アイデアを出し合うブース作り

こんにちは!
展示会専門接客トレーナーの丸山久美子です。

展示会の準備段階から
社内の方々にアイデアを募り
上手に仕上げているブースがありました。

担当者様は
約30年も展示会に出展している
ベテランのSさん!

ご本人も相当ノウハウをお持ちですが
1人で抱えることなく
今なお社内からアイデアを募り
ブースを作っていらっしゃるそうです。

今回、色々とお話しを伺えたので
紹介させていただきますね!

出展前にできる陳列の準備

ブースに商品を並べるために
どんな準備をしていますか?

・展示台のサイズを確認する
・商品のサイズを確認する
・予備の商品も用意して持ち込む

など色々あると思います。

今回紹介するのは
ファンテック株式会社様。

社内の方々からアイデアを募り
「なるほど!」な準備をしていました!

展示台を作ってみる

まずは、実際のサイズに合わせて
会社にある机やダンボールを使い
展示台のサンプルを作るそうです。

「イメージするだけではなく、
 実物と同じサイズで台を作るんです」

ベテランのSさんは
毎回展示会の度に
社内の一角にスペースを確保し
実寸の展示コーナーを作るそうです。

「皆に実物を同じ形を見てもらう事で
 役立つアイデアがもらいやすくなる」

確かに…!

イメージするだけでなく
実物ベースで考える方が
絶対に良いアイデアが生まれますよね!

商品を並べてどんどん動かしてもらう

「実寸で作った台の上で
 どんどん商品を動かしてもらいます」

Sさんいわく、
一旦商品を並べてみたら
社員の方々に声をかけ
どんどん動かしてもらうそうです!

「ちょっと見てよ~と声をかけて
 色んな人に動かしてもらっています」


こちらが実際に仕上がった展示です。

通路から見ると
パッと目に入る陳列でした!

そっか~!
皆さんのアイデアが詰まっていたんですね!

ブースの壁もサイズ通りに作る

「背後の壁もサイズ通りに作ります」

これを聞いた瞬間、
スゴイ!と思いました。

展示台のみならず
掲示物を張る背後の壁も
サイズ通りに作るのだそうです。

「展示台と壁はセットでしょ」とSさん。

確かに…!

壁の掲示物は全てお手製!

「業者にパネルを頼むんじゃなくて
 あえて毎回手作りするんですよ」

後ろの壁には、パネルを貼るものだ。

そう考えがちですが
パネルじゃない物を貼っても良いんですよね!


こちらが実際の掲示物です。

お手製の掲示物は珍しいので
通路から見てとても目立っていました!

ちなみに、掲示物も
準備段階で作った壁に貼ってみて
社員さん達でアイデアを出すそうです。

「パソコンですぐ作れるので、
 良いアイデアが出たらすぐ修正!
 バージョンアップさせてるんですよ」

確かに…!
お手製であれば
気兼ねなく作り直せます。

あえて掲示物はお手製で作るって
メリットばかりだな~!と感じました。

前面部分も使っていただきました♪

私からもアイデアを出させていただき
展示台の前面部分も活用いただきました♪

意外にも展示台の前面部分は
来場者の目にとまりやすい部分。

ここに一言あるのと無いのとで
PR力に差が出ます。

社員のアイデアでブースを磨く!

展示会担当者さんは
ついつい何でも1人で抱えがち。

社内でアイデアを募ってみませんか??

今回、私からSさんへ
前面部分の活用のアイデアを伝えた際

「これは盲点でした!
 良いアイデアをありがとう!」と

満面の笑顔と共に
お礼の言葉をいただきました。

素直に嬉しかったです!

きっとSさんは社内でもこうして
アイデアを出してくれた人へ
笑顔とお礼を届けているのだと思います。

・1人で抱え込まない
・実寸の台や壁を作る
・商品を並べたり掲示物を貼る
・アイデアを募る(お願いする)
・アイデアをくれた人へは笑顔&お礼!

Sさんのこの姿勢は
展示会ではもちろん
日常のシーンでも見習いたいと感じました!


●ブース:栃木県共同出展/ファンテックブース
●展示名:オートモーティブワールド2023
●開催場所:東京ビッグサイト
●支援内容
 ・出展前:1社ごとの個別相談会
 ・出展日:現地トレーニング


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