展示会で成果をあげるチラシの活用方法

「どうぞご覧ください~」
ブース前で声を出して頑張って配ったチラシ…

その後のご縁に繋がっていますか!?


こんにちは!
展示会専門接客トレーナーの丸山久美子です。

10月半ばに産業交流展という展示会に出展してきました。

3日間ブースに立って
沢山の来場者と話す機会があったので
ずっと気になってた調査を実施してきたんです。

ズバリ!来場者に聞いてみました!

「ぶっちゃけ、チラシってどうしてます?」

気になる調査結果&対策方法を紹介します。

お役に立てたら嬉しいです(*^^*)

来場者に聞いてみた!チラシへの意識調査

今回、来場者へは
この2点を聞いてみました。

質問1:展示会で貰ったチラシは持ち帰る?

質問2:展示会で貰ったチラシはその後どうする?

少しでも楽に答えていただけるよう
各質問へ3択の回答を用意しました。

質問1:展示会で貰ったチラシは持ち帰る?
    ①全部持ち帰る
    ②整理して要るものだけ持ち帰る
    ③全部捨てる

質問2:展示会で貰ったチラシはその後どうする?
    ①見返して問合わせる事がある
    ②見返すが問合わせる事は無い
    ③見返さず放置してしまう

さて、
来場者の生の声は
どのような結果になったでしょうか!?

それでは発表しま~す!

質問1「展示会で貰ったチラシは持ち帰る?」

経費をかけてチラシを作り
頑張って配っている出展者としては
全部持ち帰ってほしいところですが
結果はこのような内容となりました!

  • 全部持ち帰る:45%
  • 整理して要るものだけ持ち帰る:45%
  • 全部捨てる:7%
  • 無回答:3%

全部持ち帰る人、半分以下( ;∀;)!!!

この結果を見て気がついたんです。

そういえば展示会場の中に
チラシ専用ゴミ箱をよく見かける…!

せっかくチラシを作って配るのなら
「このチラシは必要だ」と思わせなくては
半分以上の確率で捨てられてしまう
ようです。

アタタタタ…( ノДT)

質問2「展示会で貰ったチラシはその後どうする?」

捨てられず持ち帰ってもらえたところで
その後チラシはどうなるのか!?

気になる結果はコチラ!

  • 見返して問合せる事がある:30%
  • 見返すが問合せる事は無い:50%
  • 見返さず放置してしまう:18%
  • 無回答:3%

問合せてもらえる可能性は30%!

この数字を
高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれですが
私は「もっと問合せに使ってほしい!」と感じました。

チラシを問合せに使う人は100人中30人。

残りの70人は
必要だと感じてチラシを持ち帰っても
問合には至らない
ということです。

来場者の回答から分かる「接客の重要性」

今回の調査結果から以下のことが分かりました。

  • チラシは「必要だ」と思わせる事が重要
  • 必要だと思わせても問合せに動く人は少ない

これらの課題を解決するためには
展示会中にしっかり接客する必要があります。

チラシを受け取ってもらえた!
やった~! と
配っただけで満足してはいけません。

あくまでチラシは
接客するためのキッカケのツール

と捉えてください。

では、
どのように接客すれば良いのか?

チラシを活用した接客術を紹介します。

チラシを活用した展示会接客術

1.関心を示した人へ積極的に配る

だれかれ構わず配るのではなく
ブースや展示品をチラっと見た人へ
チラシを渡しましょう。

人間は、
他人から強制された事よりも
自分が興味のある事を重要視します。

例えば、
親に「勉強しなさい!」と強制されると
逆にヤル気が起きないんですけど~と
投げ出したくなりますが、

「織田信長ってどうやって勝ったんだ!?」と
自分が歴史が好きで興味があれば
率先して教科書を読んだり調べたりします。

展示会の来場者も同じです。

興味がないブースから
「どうぞ」と強制的に貰ったチラシには
なんの思い入れもありません。

だから
捨てられやすくなります。

逆に
ちょっと気になったブースから
差し出してもらったチラシは
知りたい内容が載っているかもしれないので
「見てみよう」という気になります。

むやみやたらに配るのではなく
ブースや展示品をチラっと見た来場者へ
積極的にチラシを渡してみてください。

2.チラシを使いながら説明する

チラっと展示品を見た来場者へ
チラシを渡すことができたら
ただ口頭で説明するのではなく
チラシを使いながら説明してみましょう!

  • 該当部分に指をさしながら説明する
  • 重要部分にペンで丸を付けながら説明する

このように
チラシを使いながら説明すると
来場者の記憶に残りやすくなります。

記憶に残ることで
その後のご縁に繋がる可能性も上がります!

これは、本当に効果があるので
ぜひやってみて欲しい接客術です。

3.こちらから連絡をする

上記の流れでチラシを活用すると
来場者と会話がしやすくなります。

その結果
来場者の見込み度合いを確認できたり
名刺交換もしやすくなります。

もしも
見込み度合いが高い来場者と出会えたら
名刺交換をするなどして連絡先を聞いて
こちらからアクションを起こしましょう。

「興味があったら問合せてください」
という手法では
100人中70人とのチャンスを無駄にします。

出会った全員ではなく
見込み度合いが高いと感じた
来場者だけで良いです。

こちらから連絡をしてご縁を繋げてみましょう!

連絡するタイミングにはコツもあるので
ぜひこちらのコラムもご覧ください。

展示会で成果を出したい出展者のためのコラム

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▼サンプルコラム「動線を活用した集客術」

https://shaberrys.com/tenjikai/202206_know-how/